光は周囲を明るく照らすだけでなく、人に温もりや安らぎを感じさせる大切なもの。「光」にこだわる「セルアージュ」ブランドだからこそ、本プロジェクトでも美しく優雅な間接照明のライティングや、光を透かし映し出すガラス素材などを採用することで、住まう方を優しく迎え、心ときめく空間を創造しています。
都市立地にあるからこそ、潤いをもたらす緑にもこだわりました。「セルアージュ」が考える緑化計画にもとづき、エントランス周囲に彩りを添える植栽を配置したことに加え、建物屋上には屋上緑化も積極的に導入。建物の断熱性の向上に加え、温暖化対策や地域環境にも貢献するプロジェクトを目指しています。
「セルアージュ」シリーズは、一つ一つのマンションを、住まう皆様が誇らしく暮らせる作品として考えています。周囲から憧れを集めるデザイン性の高い外観に始まり、美しく洗練された共用部、そして細部までこだわった上質な素材を惜しみなく追求。世界にひとつだけのアートレジデンスをカタチにしています。
「距離」というものが意識される昨今、生活のスタイルもまた大きく変換しようとしています。“つかず離れず”。そんな距離感がこれからの建築には求められるのかもしれません。エントランスホールにとどまる人と通り抜けていく人。ゆるやかに近づいて離れていく人。そんな交差点のようなエントランスホールになるように、とどまるきっかけとしてブックシェルフを提案しました。
そこから会話が生まれると嬉しいですし、誰かが手に取った本を翌日手にしてみるのも、時間を置いてゆるやかに人と人とのつながりが近づいたと思えます。そして建物全体のコンセプトとしては、方向の違うものがクロスする“交差点”をキーワードに、外観も縦と横がクロスする、コンクリート打放仕上とタイル仕上がクロスする、近づいては離れていく、そんな距離感を表現しました。
「セルアージュ横濱天王町」というレジデンスそのものが、ここに住まう人たちの人生を豊かな場所へと導いていく“交差点”として存在できることを願っています。
エントランスホールは街の賑わいから気持ちを切り替え、私邸へと穏やかに誘う場所としてデザイン。
スタイリッシュなガラスのオートドアの先に眺める爽やかな壁面緑化、さらにホール内は落ち着いた木調素材でナチュラルな空間に仕上げました。また、単なる通過動線ではなく、住まう方それぞれが豊かな時間を深められるサードプレイスとしての機能をもたせ、3つのテーマをもった空間を計画。書籍交流のできるブックシェアコーナー、静かな個室のワークスペース、ベンチのあるコミュニティスペースなどをご用意しています。
エントランスホールには、読み終わって不要になった本を入居者同士で共有できるブックシェアコーナーを設置。新たなコミュニケーションを図るきっかけにもなります。
個室タイプのワークブースを2部屋ご用意。家では集中しづらい時でも、静かに仕事ができます。
ゲストをエントランスでお迎えする時にも優雅に過ごせるベンチを設置。何気ない日常にリラックスできる空間をご用意しました。